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●3役! これが新しい「電子の本」の主役 ●「たまり場」の発想 ●「電子の本」のメリットとは ● 3役! これが新しい「電子の本」の主役 このように電子の本は、既に作られ、私たちもそれを利用することができます。しかし、「紙の本」のもつ魅力をそのまま損なうことなく維持し、私たちの読書習慣をそのままに本を楽しんだり利用するには、まだまだいくつかの問題があります。それらの問題をひとつひとつ解決していくと「電子の本」が私たちにとって身近な本になってきます。 「電子の本」を身近なものにするには、次の3つのことを忘れてはなりません。 先ず、「紙の本」は既に私たちの生活の中にあって、ひとそれぞれの読書の習慣ができています。習慣となっている読書の楽しみを支えているのは、著作者が描く魅力に加え、出版社による<細やかな演出>です。この演出を大切に引き継ぐことで、読書がとても気持ちのいいものになるのです。 次に、電子の本を手に入れるときの方法です。私たちは、街の書店にいっては、ぶらぶらしながら本を手にとって、気に入った本を買って帰るということがよくあります。本を手に入れるときには、何のストレスもなく、場合によっては街の書店に行くこと自体が楽しみとなっています。 最後の三つ目は、読書するときの自由なスタイルです。ひとはどこで本を読んでいるのか。ベッドで寝ころんだり、電車の中、風呂やトイレ…。ひとは無防備なときに本を楽しみ、本の世界に浸り、そして感動が生まれます。もちろん、本の種類によっては、このような読み方ばかりとは限りませんが。 このように慣れ親しんできた読書の3つのスタイルを損なうことなく「紙の本から電子の本」に変えていくしくみは、電子の本を身近なものとして楽しむための第一歩です。このしくみがあれば、「電子の本」も「紙の本」と同じように読みやすく、読者にとって気持ちのいいものになる可能性があります。 今までの読書の習慣を損なうことなく本を楽しむためには、次のようなしくみが必要になると考えています。これが「電子の本」を進める3つの主役です。 1. 紙の本の持ち味を損なわない仕組み〜「書籍フォーマット」 紙の本を丸ごと電子化することができれば、紙の本で表されている著作者の描いた魅力や編集者などによる<細やかな演出>をそのまま引き継ぐことができます。そうすれば、読者は、気持ちよく読書を存分に楽しめます。そこから感動も生まれます。 また今までの読書の習慣を引き継ぐだけではなく、紙の本のすばらしさに電子の本ならではの新しさを加えることもできます。このような本を実現するためには「本を作るときの新しい仕組み(書籍フォーマット)」が必要になります。 2. 書店で買うときと同じような手軽さ〜「販売端末」 書店で本を買うような手軽さと、本を探す楽しさをそのまま「電子の本」を買うときのしくみで実現できれば、子供から高齢者まで、男女を問わずに誰でも「電子の本」を探したり手に入れることができます。そのためには、書店などに設置する本の自動販売機「販売端末」が必要になります。 3.いつでもどこでも読書が楽しめること〜「読書端末」 紙の印刷のように文字や絵を美しく表示することができれば、紙の本を読むような感覚で「電子の本」を楽しむことができます。画面の美しさだけではなく、大きさ、重さ、それにあつかいやすさの条件も満たさなければなりません。パソコンの前にいって、そこで本を開くのではなく、本を読みたいと感じたとき、場所を選ぶことなく本を開くことのできる読書端末が必要になります。 ●たまり場の発想〜販売端末について 世の中はインターネット全盛です。Eメールだけでなく、日用品もインターネットを通じて買える時代になりました。本も例外ではありません。今や、書店に足を運ばなくても、インターネットから仮想の書店に行って、そこで「紙の本」を選んだり手に入れることができます。 しかし、「たまり場」の発想も大切にしたいと考えています。街の書店、コンビニ、レンタルショップなど、ひとが集まる「たまり場」には、いろいろな生きた情報が集まっています。ですから、ひとがインターネットだけでなく、そのような「たまり場」に足を運ぶということはこれからも増えることでしょう。 本を探したり、買ったりする書店などについても同じです。将来、書店は、街の情報ステーションになるかもしれません。そのような「たまり場」で「電子の本」を扱う販売端末を置くことは、意義のあることです。 インターネットにはインターネットの長所があります。それと同時に、「たまり場」には「たまり場」でなければ得られないものがあります。 また、ひとによっては、インターネットで買うより「たまり場」で買う方が、手軽で便利で安心かもしれません。 インターネットの可能性を求めるのと同時に、「たまり場」の発想を大切にしていくことで「電子の本」は、より多くのひとに受け入れられる可能性が大です。 ●「電子の本のメリットとは 「電子の本」は、「紙の本」ではできない、いろいろな可能性を持っています。では、どのような可能性があるのでしょうか。 コンテンツに重さがない〜何冊でも持ち歩ける 通勤中に本を読んでいる人を多く見かけますが、ハードカバーの本を一冊持ち歩くには、それ相当の重さと大きさを覚悟しなければなりません。特に、連続小説等は最後のページ近くになったら、もう一冊持ち歩くというはめになります。そうなると、本を持つだけでたいへんです。 「電子の本」ならば、旅行のときに10冊持っていこうが、全く苦にはなりません。もちろん、電子の本を入れておく器(CD-ROMとかフラッシュメモリーなどの記録媒体)の重さはありますが…。 でもこれは微々たる重さです。 蔵書の場所をとらない〜数百冊の書棚も机の片隅に 重さがないということは、当然ながら本を置いておく場所を必要としません。本をよく読む人は、本の置き場所そのものが深刻な悩みになることがあります。「電子の本」ならば、机のほんのちょっとしたスペースだけで、そこに何百冊、何千冊もの自分だけの書棚をもつことができるのです。 字が大きくなる〜ひとに優しい本 本が好きでたまらない人も、歳を重ねるにつれて小さな文字を読むのが億劫になり、そのまま本離れを余儀なくされることがあります。 「電子の本」なら、文字を大きくして読むことができます。小さな文字から解放されて、本の世界を快適に楽しむことができます。 シミ、しわ、破れなどとは無縁〜いつでもまっさら 紙と違って日焼けしたり、古くなったり、しわがついたり、破れることがありません。いつまでもまっさらな本を楽しむことができます。 本の過疎地がなくなり、品切れもなくなる せっかく欲しい本があっても、店に行ったら品切れや、置いていなかったいうことがあります。「紙の本」には置き場所の限界があります。 本を並べただけ書店の売場や倉庫のスペースがなくなってしまいますので、どうしても書店があつかう本の数量には限りがあります。特に新刊書の場合には、どれくらい売れるかわかりません。予想に反してベストセラーになることがあれば、一日にして在庫切れになってしまいます。「電子の本」なら、在庫切れはありません。販売端末を置くためのわずかなスペースだけあればいいのです。 また、このような販売端末があれば、書店がない地域でも、販売端末を設置すれば本の過疎地を解消することもできます。将来的には、どこに住んでいても、欲しい本が読める時代になります。 絶版になった本を復活〜過去の財産が楽しめる 子供のころや学生のころに読んだ本で、もう一度読んでみたいと思い立っても、すでに手に入らない本があります。「紙の本」には絶版という宿命があります。もう出版社で発行することなく、出版社にも書店にも在庫がなくなった本を絶版本といい、毎年かなりの本がそのような運命にあります。 「電子の本」は、場所をとらないで書店に置くことができ、しかも、いつまでもシミや汚れで古くならないという紙の本にはない大きな特長があります。紙の本を「電子の本」にすれば、魅力のある絶版本を生き返らせて、誰でも手に入れることができるようになります。絶版本をなくし、いつまでも読者に提供できるしくみは、私たちにとってもうれしいことです。 紙に代わるもの〜地球にもやさしい 毎年、紙を作るために多くの木が伐採されています。「電子の本」は、紙を使いません。紙に代わる液晶などを使うことで、森林の保護につながります。紙のリサイクルにもいろいろな限界があります。有限の資源をこれから大切にしていくことは、私たち地球に暮らす人間にとって全員の目標です。 その他、将来に向けて、可能はいろいろあります
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